「民宿として、
本当に大切なことってなんだろう」と。
いつもいつもこんなことを考えながら
仕事をしております
都会のビジネスホテルのように
お客様にとって、
宿はただ寝る場所ではなく
旅の途中でほっと一息つける
“心のよりどころ”?
そのために、
まず大切なのは 安心して過ごせること
その為の
清潔なお部屋、気持ちのよいお布団、
お風呂やお食事の時間を
ゆっくり楽しんでいただけるように
心がけています
そして、田舎モンとしての人の温かさ?
「おかえりなさい」と迎え
「いってらっしゃい」と送り出す
そんな小さなやりとりの中に
旅の思い出が宿ります
もうひとつ大切なのは、その土地らしさ?
地元の野菜やお魚、
季節の味を食卓に並べる。
丹後の風や匂いを感じていただけたら
それが何より嬉しいことです
そして最後に、心地よい距離感
たくさんお話しされたい方もいれば
静かに過ごしたい方もいらっしゃいます
私の妻は話好きで
なかなか厨房に帰ってこない
すると、妻の大きな笑い声が聞こえる
「あーまた話しこんどるな」
そんな時を過ごされたお客様はお帰りの際
「また来きます」と
おっしゃってくださります
こんなエピソードが
とある地域で
宿のアルバイトをされてるかま方
そこでは人手不足と
忙しいということから
当宿のように
客室で座り込み
世間話をして
大笑いをすることなど皆無だそうです
そのお客様も
「楽しかったわ また来ます」と
お帰りになりました
そう思っていただけることに
大きな喜びを感じるのです
小さいからこそ、できることがある
小さいからこそ、嬉しいことがある
小さいからこそ、楽しいことがある
これからも、民宿かず子は
迷いながら、右往左往しながら
笑いの絶えない宿にして行きたい
民宿 いや 民宿かず子が
求められてる事を追求して行きます
今期もよろしくお願いします
Profile
1966年10月生まれ
京都府京丹後市在住。
久美浜高校、大阪経済大学経済学部部卒業後
1990年(株)キタガワに就職。
アウトドアショップでアウトドアグッズ販売員として勤務。
1997年退職
1998年からホンダカーディーラーで営業マンとして勤務。
2000年に本社からの辞令があり3営業所のプレイングマネージャーに。
2002年社長の経営方針から逸脱する仕事ぶりが不評となりその年退社。
2003年からアルバイトをしながら 家業の「民宿かず子」の主に HPやDM、プラン作成などを担当する
2005年家業に専念
2007年女将より家業を正式に引き継ぎ2代目主人となり今に至る